2015/2/20

ペットボトルリサイクルシステム
ペットボトルリサイクルシステム

ペットボトルリサイクルシステム

※画像はイメージです。

髙木の魂が入ったペットボトルリサイクル
髙木の魂が入ったペットボトルリサイクル

片寄工場では年に数回、地域の子どもたちの社会見学を受け入れています。
「どうしてペットボトルを集めてるの?」「なんでペットボトルが糸になるの?」
自分たちが分別したペットボトルが身近な製品に変わっていくことに、みんな興味津々です。再生工程や製品を直接見たり触ったりさせて、子どもが五感を通して理解できるようにしています。このリサイクルシステムを構築するために、私たちは多くの壁を乗り越えてきました。

きっかけは「ペットボトルのリサイクルは可能か」という業界団体からの問い合わせでした。昭和50年代、ペットボトルは炭酸飲料を入れるガラス瓶の代わりとして、主にアメリカで流通していました。炭酸飲料を入れたガラス瓶が割れて訴訟が相次いだためです。日本でもペットボトルを導入する動きが起こりましたが、環境庁は膨大なゴミになる恐れがあるとして認めませんでした。そこで、廃PETフィルムなどのリサイクル・商品化を実現していた私たちに話が回ってきたのです。
ここから、ペットボトル再生技術の開発が始まりました。アメリカの企業から廃品を譲ってもらって実験を繰り返し、リサイクルに不都合な点を次々と発見。その知見をペットボトル協議会に提案し、現在の再生可能なペットボトルを作り上げていきました。

今では、子どもへの教育を通じてご家族のマインドが高まり、ペットボトルの回収率も向上しています。近隣の行政との連携によって、質の良い原材料が継続的に手に入り、最終的な製品までのコストも下がってきました。限りある資源を有効に活用するために、地産地消のペットボトルリサイクルシステムのさらなる向上を目指しています。

ペットボトルリサイクルペレット
ペットボトルリサイクルペレット
再生された繊維
再生された繊維

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