廃ペットボトルをビジネスに

当社は、地域で回収した廃ペットボトルから、再生繊維を低コストかつ安定的に生産しています。ほぼPET100%の素材を原料に利用することで、付加価値の高い製品化を実現しています。地域住民の環境問題への意識やリサイクル精神の高まりが、事業成長の追い風となっています。
この廃ペットボトルを回収するシステムは、周辺自治体の協力によって構築できました。当社は、近距離輸送で回収した廃ペットボトルを繊維にして、地域の繊維加工メーカーなどに販売します。こうした流れで、多段的にPETを利用するカスケードリサイクルが進みます。

近隣市町村との協働作業によるペットボトルのリサイクルシステムで、繊維原料の輸送エネルギーを低減できました。また、ペレットよりも省エネで製造できるフレークの原料利用を拡大しました。
こうした努力の結果、従来ルートよりもCO2排出量を大幅に削減できました。今後もペットボトルの利用に伴う環境問題を解決するため、さらなる事業モデルを模索していきます。